『HUNTER×HUNTER』の「五大厄災」を一覧で解説。それぞれの危険度・人類へのリターン、ナニカとの関係などもまとめているので、是非ご覧ください。
五大厄災(ごだいやくさい)とは?
暗黒大陸から人間界にもたらされた厄災

五大厄災とは、暗黒大陸から人間界にもたらされた5つの厄災の総称です。V5が暗黒大陸を探索した際に持ち帰っており、ジンいわく「案内人が戒めのために、意図的に持ち帰らせた」とのこと。
キメラアントを超える危険度を持ち、人類を滅ぼす危険性を持つことから、暗黒大陸への渡航が禁止されるに至りました。現在決定的な対策はなく、「広がらないように閉じ込めて近寄らない」ことが最善です。
国際環境許可庁の地下に保管中

五大厄災の感染や暴走を防ぐために、持ち帰られた五大厄災は極秘で国際環境許可庁の地下に保管されています。
五大厄災の危険度・リターン一覧
五大厄災一覧
災厄名 | 総合危険度 | リターン | 生息地 |
---|---|---|---|
![]() 人飼いの獣パプ | A | 無尽石 | メビウス湖北東の山脈 |
![]() 植物兵器ブリオン | B+ | 万病に効く香草 | メビウス湖北の古代の迷宮都市 |
![]() 双尾の蛇ヘルベル | A | ニトロ米 | メビウス湖南東の沼地 |
![]() ガス生命体アイ | A | 三原水 | メビウス湖南南東 |
![]() 不死の病ゾバエ病 | B+ | 錬金植物メタリオン | メビウス湖南 |
人飼いの獣パプ

総合危険度 | A |
リターン | 無尽石 |
生息地 | メビウス湖北東の山脈 |
人飼いの獣パプとは、メビウス湖北東の山脈一帯を縄張りにする厄災です。
「快楽と命の等価交換」という二つ名から、犠牲者の脳からエネルギーを吸い取り、代償として快楽を与え、人間を操る能力を持つと考えられています。
過去にベゲロセ連合国が1000人規模の調査団を派遣しましたが、パプわずか7名しか帰還できませんでした。
危険度の内訳
凶暴性 | A-2 |
数 | ? |
繁殖力 | ? |
破壊力 | B-1 |
植物兵器ブリオン

総合危険度 | B+ |
リターン | 万病に効く香草 |
生息地 | メビウス湖北の古代の迷宮都市 |
ブリオンとは、古代の迷宮都市を守る植物兵器です。人間の頭部に球体として寄生して殲滅する能力と想定されます。
過去にサヘルタ合衆国が特殊部隊を派遣しましたが、ブリオンの攻撃を受けて帰還者はたったの2名でした。
危険度の内訳
凶暴性 | B(≒A-1) |
数 | C |
繁殖力 | B-2 |
破壊力 | A-1 |
双尾の蛇ヘルベル

総合危険度 | A |
リターン | ニトロ米 |
生息地 | メビウス湖南東の沼地 |
双尾の蛇ヘルベルとは、その名の通り2つの尾を持つ蛇です。過去にオチマ連邦が、ニトロ米を求めて大規模な調査隊を派遣しましたが、ヘルベルの襲撃により、99%の隊員が死亡・わずか11名しか帰還できませんでした。
「殺意を伝染させる魔物」という二つ名から、他者の意識を操る・感染力を持つ能力と予想。殺意の伝染により、同士討ちを起こさせると思われます。
危険度の内訳
凶暴性 | A-1 |
数 | ? |
繁殖力 | ? |
破壊力 | A-2 |
ガス生命体アイ

総合危険度 | A |
リターン | 三原水 |
生息地 | メビウス湖南南東 |
ガス生命体アイは、黒い靄の塊のような外見をしており、実体を持たないガス状の生命体と予想されます。二つ名は「欲望の共依存」。
ゾルディック家のアルカに憑依している「ナニカ」の正体がアイであり、相手のお願いを叶える代わりに、等価交換として何かを要求する能力を持っています。
危険度の内訳
凶暴性 | A-2 |
数 | ? |
繁殖力 | ? |
破壊力 | A〜B |
不死の病ゾバエ病

総合危険度 | B+ |
リターン | 錬金植物メタリオン |
生息地 | メビウス湖南 |
ゾバエ病とは「不死の病」です。この病気にかかると、罹患者は死ぬことができず、通常の食事を必要としない「自給自足」の状態になります。
また、ゾバエ病に感染したハンターが国際環境許可庁地下に隔離されており、自給自足で50年近く生きています。
自らの腕から血を吸うような行動を示し、肌は青紫色に変色し、意識があるかどうかも不明な状態で永遠の苦痛を味わうことになります。
危険度の内訳
凶暴性 | C-1(≒A-2) |
数 | E |
繁殖力 | B-2 |
破壊力 | B-2 |
五大厄災・メルメム等との危険度比較
五大厄災はメルエムを超える危険度
HUNTER×HUNTER公式によると、メルエム率いるキメラアントの危険度がBランクと評価される一方で、五大厄災はすべてB+以上、多くはAランクという最高レベルの危険度を有しています。
ネテロを超える実力を持つメルエル以上であり、今後人類の大きな脅威となることは間違いないでしょう。また、厄災はその全容が明らかになっておらず、人類がその力を理解しきれず滅びるという可能性も考えられます。

ガス生命体アイ・ナニカの関係性
ナニカの正体はガス生命体アイ
33巻にてナニカが「暗黒大陸出身です」と語っていることから、ナニカの正体がガス生命体アイであることはほぼ確定です。
ナニカの能力は相手の願いを叶える代わりに等価交換を求めるものですが、これはアイの「欲望の共依存」という特性と一致します。また、「あい」という口癖を持っていることや、ナニカの黒い目はアイの黒いガス状の姿を想起させます。
アイがどのようにしてアルカに憑依したのかについては、ジグ・ゾルディックが暗黒大陸から持ち帰った可能性が示唆されていますが、詳細は明らかになっていません。

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