『HUNTER×HUNTER』の念獣の定義と種類、守護霊獣との違い、守護霊獣を生み出す壺中卵の儀の仕組み、カキン14王子の守護霊獣一覧、そして守護霊獣以外の代表的な念獣まで解説します。
念獣とは?
念能力で具現化した生き物のような存在

念獣とは、念能力によって具現化された生き物のような存在のことです。動物型だけでなく、人型の「念人形」のような存在も含まれます。
実体を持つ念獣は一般人にも見えて触れることができるため、何も知らない相手の前に「正体不明の生き物」として現れることになります。一方で守護霊獣のように、特定の者(王子)には見えない念獣も存在します。
自動型と遠隔操作型の2タイプ
念獣の運用方法は大きく2つに分かれます。
- 自動型: あらかじめ設定した条件やルールに従い、念獣が自律的に行動するタイプ。念を「込める」ことが得意な具現化系・操作系の能力者に向いています
- 遠隔操作型: 術者が思念で念獣を直接操るタイプ。「操作」と「飛ばす」ことが得意な操作系・放出系の能力者に向いています
自動型は術者の手を離れても機能し続けるのが強みで、術者が死亡しても能力が残る「死後の念」と組み合わさると、さらに強力になります。
念獣と守護霊獣の違い

守護霊獣は、念獣という大きな分類の中の一種です。両者の違いは「誰が作り、誰が操るか」にあります。
通常の念獣は術者本人が自分の能力として作り出し、自分の意思で運用します。
これに対して、守護霊獣はカキン王家の儀式によって外部から王子に与えられる寄生型の念獣です。宿主である王子は守護霊獣を自分の意思で動かせず、そもそも自分に霊獣が宿っている自覚すらありません。
カキン14王子の守護霊獣
守護霊獣一覧表
| 王族 | 守護霊獣 |
|---|---|
![]() 国王 ナスビ=ホイコーロ | ![]() |
![]() 第1王子 ベンジャミン | ![]() |
![]() 第2王子 カミーラ | ![]() |
![]() 第3王子 チョウライ | ![]() |
![]() 第4王子 ツェリードニヒ | ![]() |
![]() 第5王子 ツベッパ | ![]() |
![]() 第6王子 タイソン | ![]() |
![]() 第7王子 ルズールス | ![]() |
![]() 第8王子 サレサレ | ![]() |
![]() 第9王子 ハルケンブルグ | ![]() |
![]() 第10王子 カチョウ | 不明 |
![]() 第11王子 フウゲツ | 不明 |
![]() 第12王子 モモゼ | ![]() |
![]() 第13王子 マラヤーム | ![]() |
![]() 第14王子 ワブル | 不明 |

王子の死亡で守護霊獣も消滅
守護霊獣は宿主の生存が前提の能力です。第8王子サレサレや第12王子モモゼが暗殺された際には、宿っていた守護霊獣も消滅しました。
一方で、例外はカチョウとフウゲツの一対型で、死んだ側の霊獣が生き残った側の守護に回るという特殊な形を取っています。また、ベンジャミンの守護霊獣も、死後に能力が発動できることが示唆されています。
守護霊獣以外の念獣一覧
レイザーの14人の念獣

グリードアイランド編に登場するゲームマスターの一人レイザーは、0から13の番号を持つ14体の念獣を作り出します。
ゴンたちとのドッジボール対決では、念獣が審判やプレイヤーとして参加しました。放出系のレイザーが操る念獣は攻防一体で、本体の実力と合わせて作中屈指の強敵として描かれています。
ゴレイヌの白の賢人・黒の賢人

同じくグリードアイランド編でゴンたちと行動を共にしたゴレイヌは、白の賢人(ホワイトゴレイヌ)と黒の賢人(ブラックゴレイヌ)という2体のゴリラ型の念獣を作り出します。
白の賢人はゴレイヌ自身と、黒の賢人は任意の対象と、それぞれ瞬時に位置を入れ替えられる能力です。レイザーとのドッジボール対決では、この入れ替えを駆使して強力な剛球から味方を守り、活躍しました。
ナックルの天上不知唯我独損(ハコワレ)

ナックルの念能力、天上不知唯我独損(ハコワレ)は、自動型の念獣の代表例です。
攻撃を当てた相手に「ポットクリン」という小型の念獣が取り憑き、貸し付けたオーラと利子を帳簿のように表示し続けます。借金が相手のオーラ総量を超えて破産すると、相手は一定期間、念を一切使えない絶状態になります。相手を傷つけずに無力化する、念獣運用の完成形の一つです。
守護霊獣を生み出す壺中卵の儀
守護霊獣は、カキン王家に代々伝わる「壺中卵の儀」によって王子たちに宿ります。ここでは儀式の流れと、守護霊獣が寄生型と呼ばれる理由を解説します。
血を注いで霊獣を育む儀式

壺中卵の儀では、王位継承の証として、王子が壺に自らの血を注ぎ、壺の中央に手を差し入れます。このとき王への即位の思いを念じることで、王子自身を守護する霊獣が育まれていきます。
生まれる守護霊獣の姿や能力は、王子本人の人となりや欲望を反映したものに変貌します。信者を求める王子には人を惹きつける霊獣が、他者を疑う王子には監視や防御に長けた霊獣が宿るのです。
蟲毒から発想を得た初代国王
壺中卵の儀の壺は、カキン帝国の初代国王が「蟲毒」から発想を得て具現化したものです。蟲毒とは、毒虫を一つの容器で共食いさせ、生き残った一匹を呪具とする呪術です。
つまり王位継承戦そのものが、14人の王子を競わせて最後に生き残った者を次の王とする、国家規模の蟲毒として設計されています。守護霊獣は、その闘争を生き抜くために各王子へ与えられた武器と言えます。
本人も自覚できない寄生型の念
守護霊獣は、宿主である王子のオーラを利用して能力を発動する寄生型の念能力です。
- 王子本人に霊獣が宿っている自覚がない
- 王子が霊獣に命令したり、直接操作したりできない
- 霊獣は半自律的に判断し、王子を守る方向で行動する
守護霊獣は「王子を守る」という目的のためなら、周囲の人間への洗脳・誘導・寄生といった手段も選びません。念を知らない王子ほど霊獣の行動を制御できないため、守護霊獣は味方でありながら不気味な存在として描かれています。
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