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モレナ=プルードとは?目的と念能力|偽物・本物の入れ替わりを解説【ハンターハンター】

モレナ

漫画『HUNTER×HUNTER』のモレナ=プルードを解説。世界を壊すという目的や念能力「恋のエチュード(サイキンオセン)」のルール、本物と偽物の入れ替わりの真相、最新話までの動向もまとめているので、是非ご覧ください。

目次

モレナ=プルードとは?

カキン三大マフィア「エイ=イ一家」の組長

モレナ

モレナ=プルードとは、カキン帝国の三大マフィアの一つ「エイ=イ一家」を率いる女性組長です。初登場は378話(単行本37巻)で、暗黒大陸行きの船「ブラックホエール号(B・W号)」の船内で暗躍しています。

エイ=イ一家はB・W号の第3層を縄張りとし、富裕層との闇取引を担ってきた組織です。第4王子ツェリードニヒ=ホイコーロのケツモチ(後ろ盾)を務めています。

茨の冠と「二本の傷」が特徴の女性

外見は、茨の冠をかぶり、額から左頬にかけて二本の傷を持ちます。この傷は後述する「二線者」の証であり、彼女の出自と目的に深く関わっています。

表向きの出自は国王ナスビーの婚外子

モレナは表向き、カキン国王ナスビー=ホイコーロと愛人の間に生まれた婚外子とされています。つまり、王位継承戦を戦う14人の王子たちとは異母兄弟(姉妹)の関係にあたります。

しかし王の正式な子ではないため、王位継承権は与えられていません。この「王の血を引きながら継承戦にすら参加できない」という立場が、彼女の人物像を語るうえでの出発点になります。

モレナ=プルードの正体|「本物」と「偽物」の入れ替わり

現在のモレナは本物を殺した「偽物」だった

現在エイ=イ一家の組長を務めるモレナは「本物のモレナ=プルード」を殺して成り代わった、まったくの別人(偽物)だったのです。

つまり冒頭で紹介した「ナスビー王の婚外子」という経歴は、殺された本物のモレナのものです。ここからは、本物と偽物それぞれの素性を整理していきます。

「偽物」(現モレナ)の出自|謝肉祭で生まれた祭孤児

謝肉祭

偽物である現在のモレナの原点は、カキン帝国の因習「謝肉祭」にあります。数年に一度、ランダムに選ばれた村へ王族がお忍びで赴き、村人に拒否権のないまま欲望を貪る非人道的な行事です。

現モレナの母は王族をもてなす「持て成す者」に選ばれて彼女を産み、モレナが2歳の頃に亡くなりました。こうして生まれた子供は「祭孤児」と呼ばれ、生まれてすぐ施設へ送られます。

「二線者」になれなかった「肉」という最底辺

肉

祭孤児は顔に二本の傷をつけられたうえで王との血縁を調べられ、王の血を引いていれば「二線者」として一定の待遇を受けられます。

しかし王の血を引かない子は「肉」と呼ばれ、奴隷同然の扱いを受けます。

作中では性的な奴隷であったことも示唆されており、現モレナはこの「肉」の側でした。人間扱いされなかったこの過去こそが、彼女の人類への憎悪の根源です。

入れ替わりの時期と方法は未だ謎

偽物がいつ、どのように本物を殺して入れ替わったのかは、現時点で描かれていません。「肉」の身分からエイ=イ一家の組長にまで成り上がった経緯も含め、王位継承編に残された大きな謎の一つです。

なお、二線者も祭孤児も同じ「顔の二本傷」を持つため、外見上は区別がつきにくい構造になっています。この点は後述の考察パートで掘り下げます。

「本物」のモレナ=プルードは第四王子の守護霊獣に?

守護霊獣

本物のモレナの正体は不明ですが、エイ=イ一家が第四王子のケツモチであることから、ツェリードニヒと関係があったと考えられます。

そして、ツェリードニヒの守護霊獣には「二線者」の女性が登場。おそらくこの女性が本物のモレナではないでしょうか。

モレナの目的は「世界を壊すこと」

カキンへの復讐と人類への憎悪

目的

モレナの目的は、端的に言えば「世界の破壊」です。自分を「肉」として踏みにじったカキン王国、ひいてはそのような構造を許す人類そのものに深い憎悪を抱いています。

継承戦で王座を狙うのではなく、王も王子もマフィアも巻き込んで全てを壊すことを望んでいる点が、他の勢力と一線を画す特徴です。

B・W号船内での「人狩り」とレベル上げ殺人

その手段が、後述する念能力で生み出した感染者たち(モレナは「子供たち」と呼ぶ)による無差別殺人です。B・W号の下層では既に300名以上が行方不明となり、第4・5層では「人狩り」が横行しています。

さらにモレナは、シュウ=ウ一家・シャ=ア一家という他の二大マフィアの全滅や、王への反逆も企てています。船内の秩序を崩壊させること自体が、彼女にとっての目的達成への布石なのです。

ケツモチのツェリードニヒとも敵対

この暴挙に対し、ケツモチである第4王子ツェリードニヒは「自由にやって構わない。オレも動く」と激怒しました。

守るべき側のマフィアが王子と敵対するという異常事態であり、モレナの敵はもはや船内の全勢力と言っても過言ではありません。

モレナの念能力「恋のエチュード(サイキンオセン)」

キス(唾液)で感染者を増やす特質系能力

サイキンオセン

モレナの念能力は、特質系の「恋のエチュード(サイキンオセン)」です。「0患者(メンバーゼロ)」であるモレナの唾液を介して、キスした相手を「発症者」に変える感染型の能力です。

発症者は念を習得していない一般人であっても、即座に念能力に目覚めます。人数にはモレナ自身を含めて23名までという上限(制約)が設けられています。

レベルアップの条件は「殺人」

発症者は他人を殺害するたびにレベルが上がり、レベルに比例してオーラの総量と威力が増していきます。レベルの上昇量は殺した相手によって異なります。

  • 一般人:レベル+1
  • 念能力者:レベル+10
  • カキン王子:レベル+50

ちなみにモレナ自身は初登場時点でレベル45です。この数字が何を殺して積み上げたものなのかは、まだ明かされていません。

レベル21で「発」、レベル100で新たな0患者に

レベルが20を超える(21に到達する)と、発症者はその人物固有の「発」を取得します。念の才能に関係なく、殺した数だけ強くなれる恐るべきシステムです。

さらにレベル100に達すると、その発症者自身が新たな「0患者」となり、独自の感染コミュニティを形成できるようになります。放置すれば感染者はネズミ算式に増殖し、文字通り世界を壊しうる能力なのです。

スマホゲームのような「運営システム」

410話では、能力の詳細なルールが「スマホのゲームアプリ」に例えて説明されました。発症者にはアプリがインストールされ、運営であるモレナは全プレイヤーのレベル・ポイント・位置情報・能力値を把握できます。

ゲームはクリアするか、運営(モレナ)が消えるか、本人が死ぬまで終わりません。完全に仲間になった後は行動も自由で、運営の目に余らない限りは仲間割れや裏切りすら禁止されていない、というのも特徴的です。

モレナの「子供たち」(感染者)の動向

ルイーニー|密室を出入り口にする空間移動能力者

感染者の中で特に目立った活躍を見せたのが、レベル20超で発を会得したルイーニーです。扉が一つしかない密室を「入口」とし、部屋の壁や床から別の場所へ移動できる空間移動系の能力を使います。

元の部屋にはいつでも戻れますが、部屋の扉が開いてしまうと二度とその部屋では能力を使えなくなる制約があります。この能力を駆使し、幻影旅団のノブナガたちやシャ=ア一家と対峙しました。

バドイユ|シュウ=ウ一家に返り討ちにされた快楽殺人鬼

快楽殺人鬼のバドイユは、シュウ=ウ一家へ襲撃をかけたものの返り討ちに遭いました。ヒンリギ=ビガンダフノら他マフィアの幹部クラスには、レベルを上げた感染者でもまだ及ばないことが示された形です。

このほか、エイ=イ一家の構成員22名は名前・レベル・表の職業まで作中で開示されています。ここまで細かく数値管理された組織は作中でも異例で、今後の全滅戦・消耗戦を予感させます。

ボークセンとの「交渉ゲーム」

407話〜410話では、モレナが元第4王子兵のボークセン=モルゲンターラーを勧誘する「交渉ゲーム」が描かれました。カードを使った心理戦で、最後に残ったカードが「NO」ならボークセンは死亡という緊張感のある内容です。

ボークセンはイカサマを見抜かれながらも生き延び、結果としてモレナの仲間に加わることになりました。ツェリードニヒの内情を知る彼の加入が、今後の継承戦にどう影響するのかが注目されています。

モレナ=プルードに関する考察

なぜ「偽物」の入れ替わりはバレなかったのか?

入れ替わりが成立した背景として、まず「顔の二本傷」の存在が挙げられます。二線者も祭孤児も同じ傷を刻まれるため、傷そのものが個人を覆い隠す「記号」となり、すり替わりを容易にしたと考えられます。

さらに、祭孤児を管理する人身売買施設を運営していたのはエイ=イ一家自身です。本物と偽物の双方を知る立場の組織内部で入れ替わったからこそ、外部にはバレようがなかった、という見方が有力です。

逆に言えば、入れ替わりの真相を知る人物が組織内に存在する可能性もあります。この秘密が今後、モレナの弱点として物語に響いてくる展開も考えられるでしょう。

クラピカとの対比構造

モレナの能力は「持たざる者に念という力をばら撒き、均衡(バランス)を壊す」ものです。一方のクラピカは、王子や護衛を守るために念講習を開き、秩序を保つ側として念能力者を増やしています。

「念を広める」という同じ行為が、破壊と秩序という正反対の目的で描かれている点は見事な対比です。物語終盤でこの2人が思想的に衝突する展開を予想する声も多くあります。

幻影旅団との共通点

ノブナガはエイ=イ一家について「オレらみてーじゃねーか。まるで」「諦めと怒りが原動力だったろ?」と評しました。虐げられた出自から力で世界に牙をむく構図は、流星街出身の幻影旅団と重なります。

旅団が「均衡に頓着しない掟破り」としてマフィアに警戒されてきた点も、モレナと共通しています。旅団とエイ=イ一家の全面衝突は、王位継承編のクライマックスの一つになると見られています。

まとめ|モレナは王位継承編の「もう一つのラスボス」

  • モレナ=プルードはエイ=イ一家の組長で、表向きはナスビー王の婚外子(二線者)
  • その正体は、本物のモレナを殺して成り代わった「偽物」
  • 偽物(現モレナ)は「謝肉祭」で生まれ、「肉」として虐げられた祭孤児だった
  • 入れ替わりの時期・方法は未描写で、王位継承編に残された謎の一つ
  • 目的は復讐としての「世界の破壊」で、感染者による殺人で船内を崩壊させつつある
  • 念能力「恋のエチュード(サイキンオセン)」はキスで感染・殺人でレベルアップする反則級の能力
  • レベル100で感染者が新たな0患者となるため、放置すれば人類全体の脅威になる

王子たちの継承戦、幻影旅団とヒソカの因縁に加え、モレナは「船そのものを壊しかねない第三の脅威」として物語の鍵を握っています。今後の掲載でも、彼女の動向から目が離せません。

(C)冨樫義博

※本記事で使用している画像の著作権および商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します。

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