漫画『HUNTER×HUNTER』のサラサの死亡経緯を解説。死亡理由や犯人・メモの記載内容のほか、幻影旅団による犯人特定の考察などもまとめているので、是非ご覧ください。
サラサとは?
流星街出身、幻影旅団メンバーの幼馴染

サラサとは、流星街に暮らしていた少女。クロロ・マチ・ウボォーギン・フェイタンら、のちの幻影旅団メンバーの幼馴染です。
初登場は幻影旅団過去編(395話〜、単行本38巻収録)。旅団結成前の子供時代を描いたエピソードで、団員たちの日常の中心にいた存在として描かれています。
劇団活動を支えたムードメーカー
幼少期のクロロたちは、特撮ヒーロー「清掃戦隊カタヅケンジャー」のビデオ上映会や吹き替え劇を行っており、サラサはその活動を支えていました。
誰に対しても分け隔てなく接する優しい性格で、粗暴なウボォーギンとも気さくに話せる人物です。子供たちにとっての「平穏の象徴」ともいえる存在でした。
サラサの死亡経緯
突然の失踪と捜索(396話)
ある日、サラサは上映会の場に現れず、そのまま行方不明になります。クロロは上映会に集まった子供たちにも協力を仰ぎ、手分けして捜索を開始しました。
当時の流星街では、住民が社会的に認知されていないことを悪用した外部の悪党による「住民狩り」が頻発しており、最も多く犠牲になっていたのは幼い子供たちでした。
バラバラ遺体での発見(397話)
捜索の末にクロロたちが森で発見したのは、木に吊るされた袋に詰められたサラサのバラバラ遺体でした。
直接的な描写は抑えられているものの、誘拐犯の「たっぷり遊んでいくか」というセリフなどから、殺害までに凄惨な行為があったことが強く示唆されています。
遺体は、のちに「念糸縫合」を使うことになるマチの手で縫い合わされ、葬儀が執り行われました。
サラサのメモにはなんて書いてある?
現場に残された2枚の紙

遺体発見現場には、犯人が残した手書きのメモが2枚ありました。1枚は袋が吊るされた木の根本に、もう1枚はサラサの頭部に貼り付けられていたものです。
メモの内容は作中で明かされていない
結論として、メモになんて書いてあるのかは、現時点で作中では明かされていません。
内容を読んだクロロは激しく動揺しましたが、ウボォーギンに問い詰められても内容を語ることを頑なに拒否。仲間にすら伝えませんでした。
クロロが生涯口を閉ざすと決めるほど、サラサの尊厳を踏みにじる悪質な内容だったことだけが示唆されています。
性的暴行・残虐な殺害を示唆か

「サラサの尊厳を踏みにじる内容」という点、加えて「卑劣な動画を撮影している」という事実から、おそらく犯人は性的暴行の様子をメモ・動画に記録したのだと考えられます。
サラサ殺害の犯人はリスノース
「子供の未来(ママヘルプ)」財団理事長

サラサ殺害の犯人は、「子供の未来(ママヘルプ)」財団理事長のリスノースです。
恵まれない子供の支援者として報道されるリスノースの顔が映し出され、鼻のイボと顎のホクロが過去編の誘拐犯と一致することが描かれました。この描写から、リスノースがサラサ事件の実行犯グループの主犯格であることはほぼ確定です。
慈善家の表の顔と「子供狩り」の裏の顔
リスノースは、表向きは子供の支援・救済に尽力する慈善財団の理事長でした。
しかしその裏では、社会的に存在を認知されない流星街の子供たちなら何をしても罪に問われないという構造を悪用し、「子供狩り」に手を染めていました。

リスノースはすでに死亡|旅団の復讐は完遂済み
405話のニュース映像では、リスノースが約10年前に何者かに殺害され、現場に犯行声明が残されていたことが報道されています。
時系列から見て、これは幻影旅団による復讐と考えて間違いないでしょう。つまり、サラサの仇討ちは物語の現在時点ですでに完了していたことになります。
ただし旅団の犯行声明は報道でもみ消され、リスノースは現在も「惜しまれる偉人」として扱われています。悪行を世間に周知するという点では、復讐は不完全燃焼に終わったともいえます。
旅団はどうやって犯人を特定した?【考察】
クロロが仕掛けた「悪人が必ず通る抜け道」

犯人特定までの具体的な過程は描かれていませんが、最大の手がかりは「犯人が撮影した映像」です。
クロロは来たる通信革命を予見し、「警察の追跡を避けられる通信の抜け道を作れば、悪人は必ずそこを経由する」という罠を構想しました。
さらに「こいつらは自分たちの『作品』を世界中に発表できる機会があれば我慢できない」とも語っており、犯人が犯行記録を誇示する闇サイトを自ら用意し、食いつくのを待ったと考えられます。
パクノダの念能力で記憶を読んだ可能性
もうひとつ有力なのが、パクノダの念能力を使ったという考察です。
パクノダの能力は、触れた相手から記憶を読み取るというもの。ヨークシン編では、この能力で得た情報をもとに旅団が敵を追跡する様子が描かれています。
この能力があれば、闇サイト経由で浮上した容疑者や関係者に接触し、記憶から犯行の事実とリスノースの関与を直接確認できたはずです。
そもそもパクノダが「記憶を読む」能力を選んだこと自体、サラサ事件の犯人捜しが目的だったのではないか、という説もあります。
サラサの死が物語に与えた影響
幻影旅団結成の直接のきっかけ
サラサの死を機に、クロロは「これ以上犠牲者を出さないため、自らの人生を捧げて悪党になる」と決意します。
ただの劇団仲間だった子供たちは、この事件を転換点として、のちにA級賞金首となる盗賊集団「幻影旅団」へと変貌していきました。
まとめ
- サラサは流星街出身の少女で、クロロたち幻影旅団メンバーの幼馴染
- 誘拐され、バラバラ遺体となって発見された
- 遺体に残されたメモの内容は作中未公開で、クロロは語ることを拒否した
- 犯人は「子供の未来(ママヘルプ)」財団理事長のリスノース
- リスノースはすでに殺害されており、旅団の復讐は10年前に完遂済み
- 犯人特定は、クロロの「通信の抜け道」の罠とパクノダの記憶読取能力の活用が有力視される
サラサの死は、幻影旅団という存在そのものの原点です。彼女の物語を知った上でヨークシン編を読み返すと、旅団の行動やクロロの言葉が違った意味を持って見えてくるはずです。
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